2008年10月15日

愛媛県西谷地区の集落再生

いつも、夜は公開講座の運営や、地域再生の取り組みで色々な地域に出かけているが、大学には毎朝9時には出かけている(出勤)。

日中は、大学での事務作業や、会議が多く、それが終わってから夜の取り組みという毎日(ほぼ、連日・連夜)である。

昨日は、地域づくり(まちづくり)について、大阪から来客があり、高知市のど真ん中、鏡川のほとりにある「臨水」という料亭旅館で、12時から昼食を食べながら、高知県の地域づくりなどについて議論した。





料亭旅館「臨水」
http://www.rinsui.co.jp/


目の前を流れる鏡川を眺めながら、こうしてのんびりと議論するのは、良いものである。
町には、こんな風情が必要である(こんな時間も)。


昨日は、午後4時過ぎに大学を出て、愛媛県久万高原町柳谷にある西谷地区に向かった。

途中、高知県の仁淀川町の風景


大渡ダム湖と茶畑



午後6時に、現地に到着し、会場の準備をして、午後7時半から「集落の活性化策」について、地区の方々と議論した(愛媛県庁や久万高原町の方々も一緒に)。


柳谷は、以前、愛媛大学にいた時、毎週、高知との往復で通過していた村であるが、西谷は、国道33号線から離れて、高知県檮原町に抜ける国道440号線沿いの集落である。

http://map.yahoo.co.jp/address?ac=38386&az=28


以前ブログでもご紹介した、与作ロード(国道439号線)の、一本北にある国道であるが、通称「ししまるロード」(四四0)という。

最近は、イノシシも多くなってきたが、「ししまる」という愛称は、なんだか猪鍋を想像する。
地区には、「ししまる」という地場産品を販売する直販所もある。

http://www13.ocn.ne.jp/~kouboum/syakunagerinnkenn.htm


9月から、高知県須崎市久通と同様に、愛媛県久万高原町西谷地区の集落再生について、国土交通省と一緒に検討を進めているが、「よそもの」の目から見ると、どの地域にも素晴らしい「資源」や「人」が本当に沢山いると感じる。これを、地区の方々に再認識させるのも、一つの使命だと考えている。


地域活性化の課題は、やはり地域が一枚岩になることだと感じる。
そして、地域に心から愛着をもつことだと感じる。


過疎や、インフラが整備されてない、と地域に不満を持つのではなく、地域の良さを心から自慢し(自信)、地域を愛することができれば、自ずと、地域は輝き出すと感じる。


あとは、色々な人々(組織)がネットワークすることで、知恵を出し、地域の課題を一つ一つ、出来るところから解決していくことであると思う。


とにかく、地域(集落)を再生するには、地域を好きになることである。


昨夜は、3班に分かれて、グループで「地域ふるさとづくり計画」を作成した。

取組みアイデアの提案と、展開の整理(時期、主体など)、地区のキャッチコピーなどを検討した。










昨夜は、午後9時過ぎまで議論し、後かたづけをして、公民館の外に出ると、ここはやはり四国山地のど真ん中、かなりの冷気に包まれて、すごく寒い夜になっていた。


周りは満月に近い月の光に照らされて、まだ暖かい山の森林から、モウモウと水蒸気が霧になり立ち上り、幻想的な月夜の風景になっていた(青白い世界)。


また、100Km近い道のりを走って、午後11時過ぎに我が家(領石)に到着した。


しかし、最近は、ゆっくりと哲学する時間がとれない。

今夜も、公開講座の運営があるし、午後はずっと大学で会議の連続になりそうである。
会議資料(報告資料)づくりも大変である。

キルケゴールも『現代の批判』の中で、「現代は本質的に分別の時代、反省の時代、情熱のない時代であり、束の間の感激にぱっと燃えあがっても、やがて小賢しく無感動の状態におさまってしまうといった時代である。」と述べているが、まさに今の時代も同じではないかと感じる。

http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/33/X/3363540.html


さて、そろそろ大学に「出勤」することにする。



Posted by 坂本世津夫 at 08:03│Comments(0)TrackBack(0)

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