2007年05月23日

地域の宝を探す(仁淀川町長者地区)

先日の日曜日(5月20日)、仁淀川町の「長者」というところに行ってきた。
目的は、地域学習であり、ウォーキングを通じて地域の価値(お宝)を再発見することにある。

長者に到着したとき、なんだか身体がゾクゾクしてきた。
不思議な空間、不思議な風景である。


石積みの風景



山に留まっている集落




そこは、まさに「長者様」が住んでいるような風景で、急峻な地形に築かれた石積みの土地、家々の風景を眺めていると、どこか南米のマチュピチュを思いだす(マチュピチュには行ったことがないが)。

最近は、お米を作る人も少なくなったせいか休耕田が多い。
もし、これが全て昔のように水田だったら、どんなに美しい風景だろうと想像する。
水をはった水田に写る、山々と澄み切った青空の風景は、素晴らしいと思う。


小さな水田(田植え風景)



何とか、昔の風景に戻せないものか。


水田の中に移った、自分のシルエット



ここは、昔から地滑り地帯ということもあり、水も地下に潜ってる関係で、最近は河川の水量も少なくなり、それもお米の栽培などに影響を及ぼしているらしい。水が確保できないと言っていた。


休耕田には、菖蒲が植えられていたが、歩きながら見た畑の中には、ジャガイモやタマネギの栽培が多かった。各家々の周りには、ほとんど畑があり、ジャガイモなどが植えられている。自給自足である。まさに、南米のような感じである。


仁淀は、昔からお茶の栽培が盛んである。
ここのお茶は、日本の中でも最高に美味しいお茶である。昔から、静岡茶などにブレンドされて販売されている関係で、仁淀の茶は知名度がまだ低い。しかし、日本の中でも最高のお茶だと思っている。このお茶を、仁淀をブランド化できないかと考えている。


急峻な地形から発生する霧や、気温差によって、本当に品質の良いお茶がとれる。
しかし、栽培作業は大変である。

歩きながら、道ばたにあるお茶の葉(一番茶)を噛んでみたが、葉っぱを噛むだけでも美味しいと感じた。そのお茶も、栽培する人がいなくなり、そろそろ放棄茶園へ変わろうとしている。


今回のウォーキングは、地域の人たちと一緒に歩き、地域の良さを、他者の目で見て伝えることが目的であった。そして、健康づくりの一環でもある。



長者の集落から小さな道を登ること2時間、「星ヶ窪」というところに到着した。
http://www.magokoro-kankou.net/01_kanko/06out/002_hosigakubo.html


ここで、20分間、「地域の宝を再発見」題して、野外講義をおこなった。
役40名の参加者は、熱心に話しを聞いてくれた。大人も、子供達も。





ご飯をお釜で炊いて(おこげもあった)、うどんも作っていた。



地域の素材を如何に活用するか。
これは、地域活性化の課題(要素)である。

しかし、地域の良さは、地域に暮らしている人だけで考えていては、なかなか見えてこない。地域にある素材(宝)が見えてこないものである。地域に住んでいる人と一緒に、他者の目を入れて考えていけば、地域の宝はたくさん発見できる。



「星ヶ窪」という場所も、地域の宝である。
ここは昔むかし、隕石が落下して、くぼ地ができたと伝えられている。
まさに、クレーターである。


昭和30年代まで、ここでは草競馬も行われていたそうである。
ちょうど、周辺の集落(現在の越知町や津野町、仁淀川町など)から集合するには最適の位置にあり、この山頂に大勢の人々(凄まじい人数)が集まって競馬を楽しんでいたそうである。出店や馬券売り場などもあったそうである。今では想像がつかない。その時のざわめきを目を閉じて感じとってみた。

今は、昔の面影がなくなって、非常に美しい公園となっている。
遠くには石鎚山も見えて、気温も低く、空気も澄んで、最高の場所である。

クレーター



この星ヶ窪から、更に3Kmほど山をのぼり、石灰岩の採掘で有名な鳥形山と、津野町の20機の風車(風力発電)が見える場所までウィオーキングをおこなった。
長者の集落からは6.5Kmほどの地点である。

鳥形山
http://www.geocities.jp/kyoketu/5602.html
http://otakara-niyodo.gr.jp/card/niyodo_yama_003.html


鳥形山をバックに、鳥は俺だろうと言いながら、飛んでいる鳶
鳶(トンビ)は、何回も素晴らしい飛び姿を見せていた(自己主張)。



津野町の風車



今回、子供達や地域の人々とお話しをしながら歩いたが、往復13Km程度の距離(かなりの高低差があるが)もあっという間であった。午後3時頃にはふもとにたどり着くことができた。目の前の風景を見ながら、話しながら歩くのは、時間が経つのを忘れてしまう。

子どもたちの中には、靴ずれをおこした子どももいたが、この苦痛を乗り越えることが成長に繋がると思う。
しかし、子ども達にとっては13Kmなどは平気の距離であるようだ。素直で、素晴らしい子どもたちである。是非、地域の良さに自信をもってもらいたい。




「地域の宝」は、やはり歩いて発見するのが一番である。
車のスピードでは発見できない、素晴らしい宝が沢山ある。


そして、星ヶ窪での講義で伝えたことだが、やはり重要なことは、「相手と対話する」ことである。

相手とは、自然であったり、石であったり、木々であったり、人々であったりする。相手と対話することによって、相手の求めているものが理解できるようになる。地域は、地域の自然や風景と対話することによって、地域がどうして欲しいのかを訴えているのが聞こえてくる。地域に暮らしている人は、やはり地域(周りの自然)と対話することである。


長者の石積みは、本当に素晴らしい。
この景観を、是非、残していきたい。





人々は、昔から石積みによって小さな農地をつくり、水田を作ってきた。そして、住居も造ってきた。
昔、南イタリアで石積みをしているプロの話を聞いたことがあるが(テレビで)、石と対話していると、石が、「僕をここに置いてください」「僕をここで使ってください」と、相手(石)から訴えかけてくるそうである。

私も、同様に感じる。
色々なものが、「僕を使って欲しい」と訴えかけているのである。
それを聞く耳をもつことが、地域づくりには重要であると感じる。


ただ、相手を本当に上手く活用できるのかは、万物のありとあらゆることを理解している必要があるのかもしれない。昔は、村の長がいて、それを理解し、地域を造ってきたのである。



石積みも、単に積むだけでは、すぐに崩落してしまう。
やはり自然を知り、物を活かすことを知らなければ、形だけ作っても永続きはしない。

地震でお城の石積みが崩れたとき、昔の石積みは崩れなかったが、最近修復した石積みの部分だけ崩れたという話しを聞く。

何事も、相手と対話する能力をもつことが重要である。
自然とも。

今の時代は、その能力が落ちていると感じる。




大銀杏の前で学習会



長者川上流にある、県指定の天然記念物である。根回り11.6m、目通り幹囲10.8m、樹齢は推定1200年だそうである。江戸の昔には3本立で高さも40m近くあったと古記録には残っているそうで、その説明も銀杏の木の元で行われた。


長者小学校
http://www.kochinet.ed.jp/choja-e/

出発式の風景(左端、大野敏光教育長)



木々も美しい



しかし、空気は澄んで凄い良い天気(日焼けで丸焼けになる)



水田に写る空と山は美しい




夜は、地域の人々と「反省会」
やはり、何事も反省するのが一番(やりっ放しではダメ)
  

Posted by 坂本世津夫 at 07:46Comments(0)TrackBack(2)

2007年05月22日

上勝町!!地域資源活用セミナー

徳島の上勝町と言えば、「葉っぱビジネス」で有名な横石知二さんの顔が浮かんでくる。



「我々は心(まごころ)を売っているのであって、葉っぱを売っているのではない。そこに違いがある。」という横石さん。地域に「気」を送り続けながら、地域を育てている素晴らしい方である。


これからのブランド化は、商品をブランド化する、地域名をブランド化する、人(人材)をブランド化する、この3つを同時に行うことが重要である。そうすれば、最強の地域ブランドが誕生することになる。

四国には、柚子ドリンクで有名な「ごっくん」馬路村の東谷望史さん、沈む夕日で町をブランド化した、双海の若松進一さんなど素晴らしい方々がいる。それぞれ、3つのブランド化を成し遂げている。

皆に共通することは、長い時間コツコツとやり続けていること、そしてどんどん新たな仕組みを思いつく(発想する)ことである。



今回、上勝の横石さんが、また新たな仕組みを作ろうとしている。
人材育成である。


上勝町は、「彩事業」などを視察する為に、国内だけでなく世界各地から視察がきている。
葉っぱビジネスが引き金になって、視察観光も凄い状況である。
そして、今回は更に学習観光である。

やはり、地域のことは地域に来て学習しなければ、講師を呼んで講演をしていただくだけでは、なかなか本当のことは見えてこないと感じる。周りの山々、人々の人情を確認しながら、是非、本物の「葉っぱビジネス」の極意を学習してみては如何だろう。



下記、ご参考までに。

============================================================
■■葉っぱビジネス~徳島県上勝町 研修会のご案内■■

上勝町とつながりのああるみなさまへ
(BCCで失礼致します。重複ご了承ください。)    

徳島県上勝町 株式会社いろどりの上野と申します。
いつもお世話になっております。

徳島県上勝町ではご存知の通り、
「彩」や「ゴミの34分別」、「木質バイオマス」などの取り組みを見に、
全国各地から視察の方にたくさんいらしていただいております。
視察にいらした方々の中から、上勝の事例を活かすための
より深い勉強会をしたいという要望がありました。

葉っぱビジネス「彩」の発起人、横石知二は2007年4月より、
地域活性化担当大臣から「地域活性化伝道師」に任命されました。

そこで、6月より上勝町にて「『儲かる仕掛け』のつくり方」と題して、
地域資源の活かし方、商品の演出方法などを
横石とともに分析し学ぶビジネス勉強会を開講することになりました。

さまざまな立場の方が集まっての情報交換ができるよう、
みなさまのご参加をお待ちしております。
また、こうした勉強会に関心をもたれている方々に、この研修の案内をお願いできませんでしょうか。
HPやメールマガジンなどに掲載していただけると幸いです。
よろしくお願いいたします。


________________________
★★上勝町!!地域資源活用セミナー★★
    葉っぱがお金に見えてくる!?
         「儲かる仕掛け」のつくり方!!
――――――――――――――――――――――――

いい商品や資源はあるのに、なぜか売れない。そんな経験をしたことはありませんか。
葉っぱを料理の「つま」として売る「彩(いろどり)」を一大ビジネスにした横石知二が、
蓄積された経験をもとに、「儲かる仕掛け方」を具体的に解説・分析します。
また「ワクワク儲け塾」として、事前に書いていただくあなたの課題に、
横石が答え、横石流「仕掛け」を伝授します。
今回の研修は、「彩」の舞台となった上勝の現場見学も含めた1泊2日!!
元気いっぱいの上勝町に集合して、埋もれた宝の「生かし方」を一緒に考えてみませんか!?

■開催日: 【第1回】6月14日(木)~15日(金)
        【第2回】6月26日(火)~27日(水)
        【第3回】7月 9日(月)~10日(火)
        【第4回】7月25日(水)~26日(木)
        【第5回】8月 6日(月)~ 7日(火)
        ※第1回の締切は今月末です!!今すぐお申込みを!!
        ※内容は同じです。日程の中からご都合のいい日をお選びください。

■場所 :上勝町月ヶ谷温泉「月の宿」 

■講師 :横石知二(株式会社いろどり 代表取締役)

■詳しくは、ホームページをご覧ください!!
→URL:http://www.irodori.co.jp/kensyu/kensyu.html

■お問い合せ先:
株式会社 いろどり  担当 上野
〒771-4501徳島県勝浦郡上勝町大字福原字平間71-5
TEL:(0885)46-0166  FAX:(0885)46-0577
研修専用メール:kensyu@irodori.co.jp
URL:http://www.irodori.co.jp/





高知大学で講義する横石さん
  

Posted by 坂本世津夫 at 14:55Comments(0)TrackBack(0)

2007年05月19日

ウォーキング

最近は、ウォーキングブームである。

歩くことは、健康にも良いし、考え事をするにも最高の時間である。

アダム・スミスが、カーコルディの砂浜を、考え事をしながら歩いていたり、古代哲学のストア学派が、柱廊の間を歩きながら考え議論していた時代と違い、いまの時代は、気を付けて歩かないと車に跳ねられてしまう。

しかし、歩くスピードで、変化する自然の風景を眺めることは、物事のとらえ方という面でも、非常に面白い。色々な発見がある。車などでは見過ごされていたものが発見できる。


という訳でもないが、姪御の亜矢賀姫が、このウォーキングにはまり込んでいる。



犬のバクも、お散歩には目がない。


今朝も、午前5時から2時間、我が家の周辺から国分寺、国分川などを亜矢賀と歩いた。
朝5時から歩いていると、本当に一日が長く感じられる。一日ってこんなに長かったの?



そして、明日は、仁淀川町で健康ウォーキングである。
地域の再発見、やはり歩いて発見することである。地域の良さは。



27日は、坂本龍馬倶楽部で、桂浜周辺のウォーキングをおこなう。


そろそろ夕刻、またバクがお散歩を要求している(ワンワン)。

  

Posted by 坂本世津夫 at 18:04Comments(0)TrackBack(0)

2007年05月19日

バルトの楽園(がくえん)

11日(金)、あがわの会の前日は、午後11時まで室戸のシットロトでギターを弾いていた。
シットロトは、紅茶とカレーの専門店であるが、マスターも素晴らしいミュージシャンである。
良いクラシックギターを持っている。

先日も、室戸のクラシックギター仲間が集まり、本当に楽しい時間を過ごすことができた。
http://rp.gnavi.co.jp/sb/3011435/


いま、室戸には素晴らしい才能をもった少年がいる。
安芸高校に通っている宮脇君である。
彼が作った「都節調 2つのカプリース」という曲を確認するために久しぶりに室戸にでかけた。


室戸は、海が本当に綺麗である。夕日も綺麗である。
潮騒と、潮の香りが何ともいえない。素晴らしい空間である。
そして、マスターの作るカレーと紅茶も最高である。


午前1時頃、自宅に戻ると留守電に伝言がはいっていた。
なんだか懐かしい声である。 「ウベ・ワルタです・・・」


今から3年ほど前、愛媛大学にいた時に、松山でウベ・ワルタさんのコンサート(尺八)があり、一度だけお会いしたことがある。それも3時間程度である。

しかし、その時の出会いは、何だか非常に意味のある出会いのように感じられた。
以後、年に1度ぐらい電子メールを交換していたが、今回の突然の電話では、なんと彼が高知に来ているとのことである。


京都の北部、田舎に住んでいるウベ・ワルタさんのコンサートが、12日に吾北(吾川の東)で行われたそうである。コンサートの翌日(13日)、彼は越知町の河原(仁淀川)で昼寝をしていたそうで(その時、私もすぐ近くのゆの森にいた)、彼が夕刻に領石の我が家に到着した時は日焼けで、ゆでたエビ状態になっていた。

「こりゃ、白人ではなく、赤人ですね」なんて、冗談を言って。


午後6時から我が家の近くにある長岡温泉に行った。お湯に入ると日焼けで痛そうだった。
我が家で一緒にポルトガルのポートワインや三原村の濁酒などを飲みながら、夜11時まで雑談や尺八と即興演奏を少しだけ行った。そして彼は我が家で泊まって、翌日午前4時過ぎに起床し、午前5時過ぎには京都向けて帰っていった。



ウベ・ワルタさんは、ドイツ出身のチェロ奏者で、日本では尺八で演奏活動を行っている。
尺八でケルト音楽なども演奏している。


今回、お会いするのは2度目だったが、松山で初めて会った時、この出会いは赤い糸で繋がれたような運命を感じた。ワルタさんからも、同様に言われた。本当に、ワルタさんとお会いすると、太古の昔から知り合いであったような感じがする。考えていることや気持ちが良くわかる。


今回、本当は高知から大阪までフェリーで帰る予定だったそうだが、フェリーが廃止になっていることを知ら
なかったようで、急きょ、我が家に宿泊することとなった。



ワルタさんも、京都の山間部で地域づくりにとり組んでいる。野菜なども栽培し、古代米も作って、音楽CDと一緒に販売しているそうである。人間性といい、知識といい、本当に素晴らしい人である。
室戸の仲間といい、吾川の仲間といい、ワルタさんといい、こんなに素晴らしい人々と出会えて最高である。


彼は、映画「バルトの学園」にも出演している。
植物学者の役だそうである。

http://baruto2006.jugem.jp/
http://www16.plala.or.jp/koffice/cinema/thema/experience.html

http://www.uwestory.com/
http://www.suisen-an.com/omoshiro/
http://www.tv-asahi.co.jp/rakuen/back/20040724/junin.html


ワルタさんに天麩羅のことをお話しすると、山菜の名前がほとんど出てきた。
彼も、山菜には非常に詳しい。

こしあぶらは、特に美味しいと言っていた。



●ワルタさんから教わった

「坂本さんは、何を考えてギターを弾いていますか?」
 -答えられなかった。

「指が届かなくて、弾けないポジション(和音)があっても、弾ける音だけ出せばよい」
「単音でもよい」

「音楽は、心(メロディー)を伝えることです」
「楽譜どおりに弾かなくてもよい」


というようなことを。


地域づくりも、同じではないかと感じる。
無理に和音をだす必要もない。
一人でも、音を繋ぐことが重要である。




今回も、沢山のことをワルタさんから教えていただいた。
あっという間の出来事だったが。

哲学、ケルト、ドイツの神話(人は木から生まれた)など。
経済学の話しもした。マルクスやケインズなど。


また、いつの日にかお会いしたい。
ウベ・ワルタさん。






室戸の夕焼け


  

Posted by 坂本世津夫 at 17:29Comments(0)TrackBack(2)

2007年05月19日

あがわの会(天麩羅)

先週の土曜日(5月12日)、高知県仁淀川町の山中にある「しもなの郷」で、「あがわの会」恒例の「天麩羅」を行いました。




しもなの郷
http://www.town.niyodogawa.kochi.jp/kanko/nagameru04.php

仁淀川町
http://www.town.niyodogawa.kochi.jp/



「あがわの会」とは、地域情報化の関係や、地域おこしの関係や、地域教育(生涯学習)の関係や、地域文化(伝統民俗芸能・文化)の関係や、いつともなしに自然に、吾川(旧吾川村)という場所に集い、一晩、泊まり込みで語り合うようになった集まりです。

前列、左端=白い服(私)



吾川村は、現在は合併して仁淀川町(旧吾川村、仁淀村、池川町)になっていますが、未だに吾川村の時代に集った人々が、年に2回程度、不定期に集まって「あがわの会」(異業種交流会)を開催しています。

自然や環境、地域の文化、産業の再発見です。人材育成も。


その中で、「天麩羅」という取り組みがあります。
これは、将来、食糧危機がきても生き延びるために、山中にある食材を使って(探し出して)天麩羅をつくり季節の香り・味を楽しもうという取り組みです。

いつも幹事をしてくれている片岡さん(真ん中の白い服の男性)



こんな大きなクレソン、本当に食べるの? (クレソンをとってきたのは池澤さん=右)



天麩羅というよりか、山菜のかき揚げ状態に。
でも、山菜のかき揚げも美味しい。




アメゴを焼きながら、はやくもビール。
焼き上がるのが待ち遠しい。





セリ、ゼンマイ、タラの芽、イタドリ、ヨモギ、桑の芽、コシアブラ、ウド、クレソン、ミツバ、ユキノシタ等々、ありとあらゆる草や木の芽を集め、天麩羅にして食します。





ふだん食べている天麩羅と違って、新鮮さもさることながら、やはり香り・味がまったく違います。たかが葉っぱ、されど葉っぱ。道ばたにある葉っぱが、何でこんなに美味しいのかと感動ものです。

特に、桑の芽(昔は養蚕が盛んで、桑の木が沢山あります)、タラの芽(香りは最高ですね)、コシアブラは最高に美味しい食材です。

みんなで食材さがし



まだまだ、もみじの葉っぱなど、何でもかんでも、食べられるものには全て挑戦しています。
しかし、美味しい。


ただ、やはり毒をもった草木(トリカブトなど)もありますので、それを如何に見分けるかも重要です。
そして、標高(海抜)によって、何処にどのような食材があるかということも知ることができます。



現在、仁淀川町の教育長である大野敏光さんは、食材のある場所、見分け方、そして天麩羅のころもの作り方、天つゆの作り方、IT機器、天体観測、地域の文化・歴史など、ありとあらゆることを知っている、まさに吾川のぬしのような方で、いつも大野さんに引率されて食材探しに出かけています。

前列右端が大野教育長



また、この会では、皆がそれぞれ得意な分野の食材を持ち寄ることもあり、今回も朝から宇佐湾に釣りに出かけていた前中さんが、鯛とキスゴを釣ってきてくださいました。鯛はお刺身になり、キスゴは天麩羅になりました。


鯛を料理をする前中さんと、天つゆを作る大野教育長





「しのなの郷」は廃校になった小学校を利用した宿泊施設ですが、ここの料理は本当に最高です。アメゴの塩焼きも、新しくできた囲炉裏でゆっくりと焼き上げ、最高の味でした。料理は、近くの人々(男性が多い)が来て下さって、色々な田舎料理を作ってくださいます。


校庭では、鉄棒も。


廊下も遊び場に


地産地消



天麩羅の揚げ方には、みなはまる。

誰の天麩羅が一番美味しいか(揚げる温度も大切)。



この会は、徳島や松山からも参加者があります。
時には東京からも。

それぞれ色々な方法で、四国のど真ん中の仁淀川町に集合します。


今回、松山からバスを乗り継いでくる予定だった白川さんは、松山からのバスが遅れた関係で、途中、落出(旧柳谷村=愛媛と高知の県境付近)で乗り換えるバスがすでに発車しており、なんと20km以上、徒歩でしもなの郷まで駆けつけてこられました。5時間もかけて、徒歩です。凄い。バスが、一日2便、さらに休日運休というのも凄いですが(高知県側)。


流石に、翌日(日曜日)は県境(落出)まで車でお送りしました。
落出から松山まではJRバスがあります。


春から初夏にかけて、特に3月~5月、四国の山中は山菜でいっぱいになります。
美味しい空気を吸いながら、自然を満喫し、忙しい中にもこうして集いあう時間が、やはり最高です。
すごーーく、時間の流が遅く感じられます。

一日で、こんなに沢山のことが出来るのかと、。
普段、ちょっと考え事をするだけでも、あっという間に一日過ぎてしまいますが、。


徳島大学の吉田敦也先生も、わざわざ徳島から片道230Kmを駆けつけてくださいました。
吉田先生の竹とんぼづくり、最高でした。

竹とんぼの講義をする吉田先生



文部科学大臣賞受賞
http://u-learning.cue.tokushima-u.ac.jp/henro/
http://tokushima.shiminjuku.com/home/taketonbo/report/schooling-1/index.html




このように、高知の山間部も少しずつ元気になってきています。

しもなの郷、ゆの森は、最高の空間です。

しもなの郷、スタッフの皆様


しもなの郷は、ブロードバンドのフリースポット



ゆの森
http://www.town.niyodogawa.kochi.jp/kanko/onyoku01.php

ゆの森前の鯉のぼり


是非、お越しください。


追伸
しもなの郷は、日本で初めてのNASAの教育プログラムの一環として、木星電波の観測地になっています。



この仕掛け人は、高知高専の今井一雅先生と、大野教育長です。

http://www.kochinews.co.jp/0702/070224headline07.htm


なんと、NASAがここにある。  

Posted by 坂本世津夫 at 15:40Comments(0)TrackBack(0)

2007年05月19日

ジョイフルコンサートシリーズコーチ2007

今年も、5月26日からジョイフルコンサートがスタートする。

ジョイフルコンサートの風景




地域の活性化、人材育成、文化の醸成を目的として、質の高い(プロレベルの)音楽にふれることを通じて、地域の文化意識を向上させると同時に、地域の演奏家や学生などが随時参加し一流の演奏家と共演することで、演奏技術の向上を図ることを目指し、昨年度からジョイフルコンサートを開催している。

高知大学
http://www.kochi-u.ac.jp/~wwwlife/joyful2007/index.html

高知県立美術館
http://www.kochi-bunkazaidan.or.jp/%7Emuseum/joyful07/07joyfulnewpage.htm


今年も、昨年と同様に3回シリーズで開催する。

この企画の利点は、当初に年間を通じた予算が確保できる(最初に、チケットを売り尽くす)ことで、従来の1回限りのコンサートでは実現できなかった効果、各回に効果的に予算配分できる効果があり、観客にもシリーズを通して効果的な感動を与えることができることである。

オーケストラなど、演奏家の人数が多いコンサートでも、この仕組みで実現が可能となる。また、毎回、毎回、チケットの売れ行きを心配する必要性もない。ただ、399席のチケットを売り尽くすのは至難の技ではあるが、このチケット代は、単にコンサートのチケット代という訳ではなく、地域の文化活動を支援する、いわば寄付金、NPO活動の会費のようなものであると考えている。NPO活動の会費を払って、若手音楽家の育成を行い、さらに最高のコンサートが聴けて、無料の交流会にも参加できるのである。


毎回、コンサート前日には、リハーサルも無料で公開され、高額なチケットを購入できない生徒や学生たちにも、プロの演奏技術にふれてもらうことができる。また、リハーサルと本番の違いを感じていただけるのも、学生達には非常に勉強になると考えている。本番が、このようにして作られるのか・・など。

リハーサルの風景



リハーサルと本番では、やはり大きな違いがある。何回も、何回も練習を経て、時間を経ることで、音楽が醸成されていくのである。やはり、本番を聴いていただくのが一番である。



コンサート終了後には、観客と演奏者との交流会がホール・ロビーで開催され(無料)、観客にとっても、演奏者にとっても、感動を深める上で大きな要素となっている。そして、交流会では若手演奏家(生徒・学生など)がプロの演奏家に直接質問ができ、このことが一つのコーチ(指導)になる。

交流会の風景(交流会でも、演奏が!=昨年のクリスマス)




これらのコンサートを実現させるために、長い期間を通して高校生や地域の音楽家などへの技術指導も行われている(教育=コーチ)。



チケットは、3回シリーズ通しで、1枚のチケットで販売している。
通し券で、1万円である。

http://www.kochi-u.ac.jp/~wwwlife/joyful2007/query.html



確かに、1万円は高額であるが、地域づくり、音楽家育成の為の支援と思えば、これほど会員(観客)にメリットが大きいNPO組織もないと考えている。

もし、コンサート当日に用事ができて参加できない場合でも、誰かにチケットを貸してあげれば、その人がコンサートに参加できる。チケットを無駄にすることもない。




今年もチケットを完売させて、より良いコンサートにしたいと考えている(演奏技術の指導=コーチも)。

高知に在住の人だけでなく、是非、県外からも多くの方々に、このジョイフルコンサートを聴きに来ていただきたいと考えている。年3回、コンサートを聴くために、そして土佐の観光を楽しんでいただく為に、是非、高知にお越しください。年3回、クラシック音楽を聴いて、一緒に語り合いませんか?


チケット完売まで、もう少しです。
是非、全国の皆様にも、ジョイフルコンサートによる地域文化の醸成と、音楽家育成(技術教育=指導)に、ご支援をいただければ幸いです。



交流会については、旭食品様、珈琲自家焙煎工房「juncoffee」様にご支援をいただいている(交流会の飲食品のご提供で)。このような支援の輪、ありがたいことである。

旭食品株式会社
http://www.asask.co.jp/asahi/index.htm

珈琲自家焙煎工房「juncoffee」
http://juncoffee.jp/



また運営も、学生など、ボランティアでご支援をいただいている。


これからも、ジョイフルコンサートを通じて地域の連携の輪を広げたいと考えている。  

Posted by 坂本世津夫 at 12:50Comments(0)TrackBack(0)

2007年05月06日

犬とお散歩

日頃の運動不足解消もあるが、自然(季節)の移りゆきを眺めながら散歩するのが、何よりも気分転換である。

ご主人さん、そろそろ散歩に行きませんか?



ねえ、行こうよ! お願い。



やった、お散歩だ、目がよってしまった。
(お散歩という言葉に目がない犬)



いい景色(犬の目線)。





ご主人様は、写真機を片手に。
ん? これは芸術作品?

コテージ









野菊


八重桜






満足、満足。






ということで、連休も終わりに近づきました。  

Posted by 坂本世津夫 at 18:35Comments(2)TrackBack(8)

2007年05月06日

土佐を散策する(自分の目で見て考える)

連休最終日は、小雨模様の朝である。
静かな朝である。

昨日までとは違って、目の前を走っている高速道路の車も少ない。
元旦のような静けさである。


熱くもなく、寒くもなく、今日は最高の読書日よりである。

先日、3日は土佐町の友人宅に泊まり込み、山間の風景や食材を楽しんだ。
山間の空気や水、そして静けさは、我が家と違って本当に素晴らしい環境である。
三原村の濁酒やワインなどを飲みながら、午前0時まで語り合った。




最近、中山間にも若者が少しだけだが増えてきているようである。
回帰(Uターン)も始まっている。田舎が、少しずつ元気になりだしたと感じる。
町にも、生き生きした雰囲気が漂っている。田舎のスーパーも、食材が豊富で、人出も多い。

「田舎に産業、就業の場を」と言うが、その前に住宅を整備すれば、もっともっと若者も多くなるのではないかと感じる。まず、人が増えれば色々なことが起こるのではないか。人を増やすには、住む家が必要(重要)である。住宅整備、ブロードバンド環境を整えた住宅の整備が、中山間の活性化には重要ではないかと感じる。


4日は、土佐町の友人宅から、早明浦ダムの奥深くにある友人の別荘に出かけた。別荘とは言っても、本当は、昔は山の仕事をするために住み込んだ作業小屋のような家である。昔は、山の中に何日も住み込んで、間伐などの作業をしていた。山菜をとって干したり、炭を焼いたり。





ここは、電気も水道もない。自然そのものである。水は谷川から汲んできて料理をつくる。洗濯・炊事は谷川の横でおこなう。先日、大きな鍋でインスタントラーメンを作って食べたが、何とも言えない最高の味だった。谷川の水、自然というスパイス、そして空気、この中で食べる料理は、どのようなものでも美味しいと感じるだろう。この何もない世界に、本当の豊かさがあるのかもしれない。






昨日5日は、姪の亜矢賀と一緒に、歩いてランチを食べにいった。ウォーキング&ランチである。
我が家から歩いて4Kmのところに、アジア食堂という小さなお店ができている。アジアの色々な家庭料理を楽しめるが、昨日は玄米ご飯に天麩羅など、日本の家庭料理を楽しんだ。








そして、紀貫之の「土佐日記」で有名な国分寺を経由して、途中、国分寺の横の田圃の中にある「こっとんタイム」という喫茶店(レストラン)でコーヒーとケーキを食べて自宅まで帰ってきた。

国分寺

http://osaka.yomiuri.co.jp/ohenro/te61005a.htm

こっとんタイム



約3時間半、10kmの距離であったが、我が家の周辺を久しぶりに散策し、史跡や田園の風景、コンクリートづけになって死んでしまった川などを見ながら、自然や環境というものを考える一日だった。




川であるが、水は川の中だけを流れているのではない。川面はあくまでも水の表面であって、多くの水は地下を潜って流れているのである。山々が杉林にかわり、山には保水力がなくなり、川の表面に見える水も、だんだんと減少していった。人々は、少しでも水を逃さまいと、川の3面をコンクリートにしてしまった。本来は、地下に流れていた水も、どんどんと少なくなり、土地(田畑)は砂漠化してしまっている。川に水がなくても、川は流れていた訳であるが、このままでは土地もろとも死んでしまうと感じる。まず、保水力を上げることが重要だと思う。小川を三面張りにしたお陰で、雨水はジェットコースターのごとく流れ去り、確かに田舎では水害が少なくなったが、反面、下流域(河口付近)での水害は増えたのではないかと思う。




連休中は、ゲーテやショーペンハウエル、セネカやキケロ、マルクス・アウレーリウスなどの文庫を読んでいた。何度も、何度も繰り返し読んでいる本である。同じ文庫本を2冊購入している。また、訳者の違った同じ本も数種類購入している。

読書は、本の数(読書量)ではなく、理解した内容だと思う。幾ら沢山の本を読んでも(ただ読んでも)、自分の頭で理解できなければ意味がない。同じ本も、何度も何度も読み返すことで、本当の意味が分かってくると思う。一度読んだだけで、分かったと思うなかれ、それは読んだだけであって、理解したのではない。

子どもの頃に読んだ本を、20年毎に何度か読み返すことをお薦めする。まったく違った捉え方ができると思う。



ショーペンハウエルの、下記の部分が大好きである。

『読書について』他二篇  ショウペンハウエル著 斎藤忍随訳 岩波文庫 青632-2

●思索
数量がいかに豊かでも、整理がついていなければ蔵書の効用はおぼつかなく、数量は乏しくても整理の完璧な蔵書であればすぐれた効果をおさめる。5頁

自分で考えぬいた知識でなければその価値は疑問で、量では断然見劣りしても、いくども考えぬいた知識であればその価値ははるかに高い。 5頁

自ら思索することと読書とでは精神に及ぼす影響において信じがたいほど大きなひらきがある。 6頁

読書は言ってみれば自分の頭ではなく、他人の頭で考えることである。絶えず読書を続けて行けば、仮借することなく他人の思想が我々の頭脳に流れ込んでくる。 11頁

凡庸な書籍哲学者と自ら思索する者との関係は、歴史研究家と目撃者とのそれに等しい。 13頁

ほとんどの思想は、思索の結果、その思想にたどりついた人にとってのみ価値をもつ。 21頁


●読書について
無知は富と結びついて初めて人間の品位をおとす。 127頁

読書は、他人にものを考えてもらうことである。本を読む我々は、他人の考えた過程を反復的にたどるにすぎない。 127頁

ほとんどまる一日を多読に費やす勤勉な人間は、しだいに自分でものを考える力を失っていく。つねに乗り物を使えば、ついには歩くことを忘れる。 128頁

良書を読むための条件は、悪書を読まぬことである。人生は短く、時間と力には限りがあるからである。 13頁

昔の偉大なる天才的著作家を論じた書物が、次々とあらわれている。主題として選ばれる著作家は時によってさまざまである。ところで一般読者は、このような雑書を読むが、肝心の著作家その人が書いたものは読まない。それというのも新刊書だけを読もうとするからである。 135頁

「努めて古人を読むべし。真に古人の名に値する古人を読むべし。今人の古人を語る言葉、さらに意味なし。」 シュレーゲル  135頁



『知性について』 ショーペンハウエル著 細谷貞雄訳 岩波文庫 青632-3

●哲学とその方法について
哲学するために最初に求められる二つの要件は、第一に、心にかかるいかなる問いをも率直に問い出す勇気をもつことである。そして第二は、自明の理と思われるすべてのことを、あらためてはっきりと意識し、そうすることによってそれを問題としてつかみ直すということである。本格的に哲学するためには、精神が本当の閑暇をもっていなくてはならない。 11頁

●知性について
おなじ物を長く見つめていると、眼が痛くなって、もう何も見えなくなる。それと同じように、知性もおなじ事柄を打ちつづき考えていると、それについてもう何も発見したり理解したりすることができなくなる。 88頁
知性の理解力は、外延量ではなくて、内包量である。だから、この点においては、一人の人が平気で一万人に対抗することができるし、幾千人の愚物を集めても、ただひとりの賢者に及ばないのである。 110頁

世界にぎっしり詰まっている厄介なぼんくら頭たちに何が本当にかけているかというと、それは二つのよく似通った能力で、すなわち判断力と、自分の思想をもつ能力である。 110頁

人間は、何かあるものを崇拝したがるものである。ただ、彼らの崇拝は、たいていお門違いのところで立ちどまっていて、やがて後世の人々がその間違いを直すまで、そこに停滞しつづける。 146頁



================================================

地域を活性化させるには、地域が一枚岩にならなくてはならない。
地域に住む人々(各々)が、自ら考え行動すれば、地域は見る見る変わってくる。


ゲーテの『格言集』(高橋健二訳 新潮文庫)に、

  銘々自分の戸の前を掃け、
  そうすれば、町のどの区も清潔だ。
  銘々自分の課題を果たせ、
  そうすれば、市会は無事だ。

という言葉を見つけた。


これだと思う。  

Posted by 坂本世津夫 at 09:09Comments(0)TrackBack(0)

2007年05月03日

連休のひととき

5月の連休に入り、やっと忙しさも一息つくこの頃である。

コテージの周りは深緑につつまれて、草花も咲き誇り、そろそろ野イチゴも真っ赤である。エンドウの実も大きくなり、”はちく”(=タケノコ)の季節。はちくとエンドウを一緒に炊くと非常に美味しい季節である。。

目に青葉、山ほととぎす、初鰹ではないが、野イチゴが色づくと”はちく”が旬となる。この頃になると、イタドリやゼンマイなどの山菜も、そろそろ終わりに近づく。そして、我が家の庭でも、ウグイスか、ホトトギスか、凄まじい声で鳴いている。ホーーー、ホっと、ケキョ、ケキョ、ケキョ。 ほっとけ、きょ!


そして土佐では、やはり”たたき”である。

この「鰹のたたき」であるが、なぜタタキなのかというと、鰹の半身をわら(藁)か、松葉でいぶすように鰹の表面だけ焼いて、それを氷水に少しだけとおし(中まで半焼けにならないように、しめる=写真を現像する時に、酢=酢酸の中にいれて、焼きをストップさせるようなもの=例えが悪いかな)、次ぎに分厚い刺身状態に切って、それからお酢(少し味付けした=今のように醤油味ではなく、殆ど酢そのものだが=だし酢)をかけ(ぶっかけ)、それに塩を(パラパラと)ふって、手のひらで”パタパタ”たたくのである。これで”タタキ”である。藁の香りといい、松葉の香りといい、何とも言えない風味を楽しみながら、薬味のタマネギや青紫蘇、ネギ、ミョウガ、そしてニンニクで味わうのである。好みに応じて、酢醤油をかけることもあったが、昔はそのままお醤油をかけるか、塩味だけで食べていた。

昔のタタキの方が、豪快で、味も淡泊で、美味しかったと感じるが、今は、酢醤油漬けという感じのタタキが多い。これは、タタキではなく、ズケですね。



昨年10月に土佐学協会を立ち上げ、土佐のお酒、土佐のお茶、土佐の絶滅危惧産業(土佐備長炭や和紙など)と文化(民俗など)などの研究を開始している。また、土佐は非常に沢山の郷土料理があるが、これらも時代とともに忘れさられる状況にある。

そのような状況の中、土佐に住む、そして四国に住む私たちは、土佐の、四国の、本来の豊かさや知恵を再度見直す(温故知新)必要があると感じる。

http://www.kochinews.co.jp/tosaumai/tosaumaitop.htm



そういう訳で、今、どんどん四国の中を巡って、色々なものを見直す作業を開始している。
温故知新、温故知新、三原村の濁酒もそうである。


先週は、神戸からもどり、翌日は松山に行ってきた。
久しぶりの道後温泉、少し道路整備などで環境がかわったと感じるが、相変わらずの人出であった。




坂の上には、「道後ぎあまんの庭」という美術館もできている。
http://www.dogo-giyaman.jp/

坂の上の雲ミュージアムもオープンしたようである。
http://www.sakanouenokumomuseum.jp/
http://www.city.matsuyama.ehime.jp/sakakumo/Kinenkan/index.html

29日の夜は、愛媛県県民文化会館で、CHAGE&ASKAのコンサートだった。
前から10列目の席で、3時間近くコンサートを楽しんだが、いまASKAがとり組んでいる環境問題、本当に世界の環境は危機状態にあると感じる。果たして、人類は生き残ることができるか。
もう時間はない、我々は生き残るための方策を考え、実行(行動)しなければならないと感じる。
ASKAもそう言っていた。


我が家の庭には、まだ草花が一杯であるが、いずれ我が家の庭も砂漠になるかもしれない。
最近、春は中国大陸から飛んでくる黄砂が凄まじい。昔は、春霞と風情だったかもしれないが、最近はまるで太陽を遮断する巨大なレンズのように、草花の新芽を焼き殺し、新芽は一日でドライフラワー化することも多くなってきている。

庭木を剪定するにも、最近、あまり切り込みすぎると、新芽が一日でドライ化して、芽が成長せずに枯れてしまうことも多くなった。そして、黄砂や色々な影響で土壌も大きく変わり、木々が成長できない状況になってきている。杉の花粉も影響しているのではないかと感じる。松も、松ヤニをだせず、虫に抵抗するだけの体力もなくなっている。確かに、土壌がおかしい。杉林も枯れ初めている。竹林は、そろそろ寿命がきて枯れだしている。

こんなことを考えながら、これから、私たちの暮らしや産業をどうしていけば良いか思案する毎日だが、やはり小さなことからでも”事”を始めなければ、変わらないと感じる。


いま、高知や四国の中を周りながら、色々と考えている。


先月30日、松山からの帰り、いつものように砥部(焼き物で有名)を経由し、33号線経由で高知に帰ってきた。愛媛大学時代には、3年間、毎週往復した道である。松山から自宅まで、136Kmの距離である。

砥部は焼き物(砥部焼き)の町であるが、太平洋プレートと大陸プレートがぶつかった断層の真下にあり、砥部から高知へいくには一気に山を登ることになる。三坂峠を越えると、一気に植生など環境が変わる感じる。太陽光線(光の色調)も変わる。その砥部であるが、丘陵にミカン畑が多く、本当に美しい町である。また、愛媛であるので温泉(湯砥里館)もある。
http://www.town.tobe.ehime.jp/5/30/000076.html


その砥部に、民家を改造した料亭「希光庵」というお店がある。
先日は、予約もなく、突然お店を訪問し、旬の食材をつかったお料理を堪能してきた。

この空間、眺望、そしてお料理、最高である。










今日は、四国の水瓶、早明浦ダムのある土佐町で教育委員会の次長をしている友人宅に泊まり込み、中山間の活性化などについてお話ししてくる予定です(ただ、お酒を飲みにいくだけかも)。この土佐町も、桂月という本当に美味しい(ちょっと甘口)お酒があります。

土佐町
http://www.town.tosa.kochi.jp/
土佐町教育委員会
http://www.kochinet.ed.jp/tosa-t/
桂月
http://www.i-chirashi.net/keigetsu/



明日は、棚田の風景を写真にとってこよう。
ここの棚田は、紫陽花が咲くと本当に綺麗である。
http://www.town.tosa.kochi.jp/



では、出陣。



庭の花たち




珍しく、トンボも




  

Posted by 坂本世津夫 at 12:21Comments(0)TrackBack(2)